創業以来360年以上の歴史があり、江戸時代から続く伝統的な製法である生酛(きもと)造りを大切にしてきた当社ですが、当然、古いものを守っているだけでは生き残っていけません。良いものは守り続けて、新たな価値を創造していく、「伝統と革新」を大事にし、菊正宗酒造は進化し続けていきます。
当社では江戸時代から続く生酛造りを継承してきました。手間も時間もかかるため、明治時代に速醸酛が発明されてからはほとんどの蔵で用いられなくなってしまった生酛造りですが、おいしい辛口のお酒を造るためには欠かせない製法です。この生酛造りによって造られた当社の辛口のお酒は料理を引き立てるお酒として、多くの老舗の料亭や居酒屋などで愛されています。また、ビンやタンクがなかった江戸時代に杉樽に詰めたお酒を灘(現在の兵庫県南東部。神戸や西宮など)から江戸に送ったことに始まる「樽酒」も当社のかかせない商品で、トップシェアを誇っています。
生酛造りのお酒は料理を引き立てるお酒として長年愛されてきましたが、2016年、生酛造りのお酒とは異なるコンセプトの商品として、料理と対等に渡り合うお酒「百黙」を発表しました。「百黙」は当社130年ぶりの新ブランド商品として、兵庫県限定でスタートし、現在では日本国内はもとより海外でも積極的に展開しています。一方、2019年には当社の特許酵母を使用した「しぼりたてギンパック」が、国際的なワインの品評会であるインターナショナルワインチャレンジのSAKE部門で「グレートバリュー・チャンピオンサケ」「普通酒部門最高位トロフィー」をダブル受賞しました。
「百黙」や「しぼりたてギンパック」などの革新的な商品は当社の卓越した研究開発力と醸造技術により生まれたものです。当社総合研究所では「しぼりたてギンパック」に使用されているHA-14酵母をはじめとした様々な酵母の育種や生酛造りの秘密の解明、商品開発を行っており、近年では化粧品や食品などの開発にも、お酒の商品開発で培った技術力は活かされています。今後も当社では良い伝統は守りつつ、革新的な商品を生み出し続けます。お客様に新たな価値を提供する菊正宗の挑戦にあなたも参加してみませんか?
会社名 | 菊正宗酒造株式会社 |
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創業 | 万治2年(1659年) |
設立 | 大正8年11月10日(1919年) |
代表取締役 | 嘉納治郎右衞門 |
事業内容 | 清酒「菊正宗」「百黙」・焼酎・リキュールの製造販売 化粧品・食品の販売、清酒関連文化事業 他 |
売上高 | 97億円(2021年) |
所在地 |
本社
東日本営業部
西日本営業部
名古屋支店
福岡営業所
札幌営業所 |
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